新しいマンションに引っ越す際、高い価格でも最上階の部屋を選びたいと思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
最上階に住むことには、見晴らしが良いといったメリットがありますが、同時に注意が必要な点もあります。
今回は、最上階に住むことで後悔する可能性のあるポイントや、最上階ならではのメリット・デメリットについて詳しくご紹介いたします。
マンションの最上階のメリット
マンションは、複数の世帯が同じ建物に住む集合住宅です。
住む階数によって、住み心地が異なりますが、最上階に住むことには以下のようなメリットがあります。
1. 見晴らしが良い:最上階に住むと、遠くの景色を眺めることができます。
高い位置にあるため、開放感があり、広い視野を楽しむことができます。
2. 日当たりが良い:最上階は、他の階よりも光が入りやすい環境です。
昼間は自然光だけで部屋を明るく照らすことができます。
3. 風通しが良い:最上階は、他の階に比べて通風が良いです。
風がスムーズに入り込み、室内の湿気を逃してカビの発生を防ぐことができます。
4. プライバシーを保ちやすい:最上階は、外から室内が見えにくいため、プライバシーをしっかりと守ることができます。
また、上階の住人の物音や騒音に悩まされることもありません。
5. 上階の物音が気にならない:最上階に住むと、上の階の住人からの物音を気にする必要がありません。
下には他の住人がいないため、静かな環境で生活することができます。
6. 希少性が高い(売値が高い):最上階の住戸は数が限られているため、希少性が高く、売値が高い傾向にあります。
賃貸ではなく、マンションを購入する場合には、投資価値も考慮に入れられます。
最上階に住むことで、眺望や日当たり、風通しの良さを享受することができます。
また、プライバシーの確保や静かな環境を求める方にとっても、最上階は魅力的な選択肢となるでしょう。
ただし、購入価格が高い傾向にあるため、予算に合わせた選択が必要です。
マンションの最上階のデメリット
最上階に住むことの大きな利点は多いですが、実際に住んでみると後悔する可能性もあります。
たとえば、他の階の部屋に比べて家賃が高い傾向があるため、最上階を選んだものの、その結果家賃が生活費の負担となってしまうことが考えられます。
また、最上階は日当たりが良いことがメリットですが、一方で外気の影響も受けやすいです。
これにより、夏は暑く冬は寒いという状況が発生し、室温の管理が難しくなり不満に感じることもあります。
さらに、最上階は地震の際にもっとも揺れやすく、避難する際にはエレベーターが使用できず、地上への移動が困難になる点もデメリットと言えます。
屋上にドッグランや展望エリアなどの施設がある場合、足音や騒音が気になることもあります。
最上階なのにデメリットと思うところ
最上階に住むことの大きな利点は多いですが、実際に住んでみると後悔する可能性もあります。
たとえば、他の階の部屋に比べて家賃が高い傾向があるため、最上階を選んだものの、その結果家賃が生活費の負担となってしまうことが考えられます。
また、最上階は日当たりが良いことがメリットですが、一方で外気の影響も受けやすいです。
これにより、夏は暑く冬は寒いという状況が発生し、室温の管理が難しくなり不満に感じることもあります。
さらに、最上階は地震の際にもっとも揺れやすく、避難する際にはエレベーターが使用できず、地上への移動が困難になる点もデメリットと言えます。
屋上にドッグランや展望エリアなどの施設がある場合、足音や騒音が気になることもあります。
チェックポイント
マンションの最上階は、一般的に開放感がありますが、マンションによっては天井の高さが低い部屋も存在することがあります。
建築基準法では、居室の天井高は2100ミリメートル以上でなければならず、最近ではマンションの天井高の標準は2500ミリメートルとされています。
しかし、築年数が古い物件では、標準よりも低い天井の傾向があるため、天井の高さに関心がある場合は、事前に確認することが良いでしょう。
また、「マンションの最上階にはゴキブリが出ない」と思われるかもしれませんが、それは絶対ではありません。
虫害だけでなく、鳥害のリスクも存在するため、常に部屋やベランダを清潔に保つことや、虫や鳥を寄せ付けない対策をする必要があります。
例えば、虫よけスプレーや鳥よけの設置などが有効です。
最上階に住む場合でも、適切な対策をとることが重要です。
騒音対策は最上階でも必須
最上階のマンションで快適な暮らしを楽しみたいと思っても、意外と騒音問題に悩まされることがあります。
例えば、隣の部屋からの騒音や、外からのエアコンの室外機の音が気になることがあります。
後から後悔してしまうケースもあると言われています。
そこで、マンションを購入する際には、騒音問題がないか不動産会社に確認してみることが重要です。
また、壁の厚さもチェックしておくことがおすすめです。
鉄筋コンクリート造の場合、壁の厚みは通常15~18cm程度あり、遮音性が高いです。
しかし、鉄筋コンクリート造以外の構造だったり、壁の厚さが15cm以下の場合、生活音が響いてしまう可能性があることを覚えておいてください。
まとめ
マンションの最上階は、注目されている場所です。
しかし、いくつかのデメリットも考慮する必要がありますので、注意が必要です。
最上階は、予算に余裕のある人や、静かな環境が好きな人、美しい景色を重視する人にとって適しているでしょう。
女性が一人暮らしする場合には、セキュリティ上、高層階の方が安心と言えるでしょう。
ただし、家族連れの場合は、下の階への音の響きが気になる可能性がありますので、あまりおすすめできません。
高齢者の場合は、災害時に避難しやすい低層階の方がいいかもしれません。
最上階に住むメリットは、素晴らしい景色が見えることです。
多くの人が一度はそういった経験をしてみたいと思うでしょう。
しかしこの階は、外気温の影響を受けやすく、住んでみると後悔することも少なくありません。
もし最上階に住もうと検討しているなら、断熱や遮熱の処理がされているかを確認しながら物件選びをしましょう。